四国と空海(弘法大師)

お遍路さんが、どんなものか、行き始めないとわからない方の為に、簡単に説明したいと思います。

空海は日本全国を行脚し、修行をされていました。富士山の噴火にもあったと言われています。

仏教が人の心を救うこと、基礎はきっと朝廷の学校で学びました。

集落のあるところに寺を建立し、今でいう療養や相談場所にして、心の拠り所をつくり、お釈迦さまの教えを伝える。

そういった事で、四国のお寺も切り開いたり、立て直したりされたと思います。

高野山も空海が開いてから、もともと原っぱだったところに信仰で苗木を植えはじめ、今では、あの高く聳える木に成長するくらいの時を経ています。

お遍路には順打ち、逆打ち、通し打ち、区切り打ち、等色々と巡り方があるのですが、うるう年 にお遍路を逆回りすると、ご利益が3倍になるそうです。
修行中だった若き空海を、そうとは知らずに無下にした伊予の豪農・衛門三郎は、次々と不幸に見舞われたことから、後年に改心。
財産を譲って、離婚し、懺悔と許しの旅に出ました。
ところが20回巡礼しても空海に追いつかない。
そこで21回目に逆回りしたら、空海に出会って、許しを得ることができた。
その年が「うるう年」であったことや、「逆打ち」は道に迷いやすくて困難なことから、「うるう年に逆打ちをすると功徳が3倍になる」と言われるようになりました。
この伝説が、四国の寺院を巡る四国遍路の起源と言われています。

時の長さがさまざまな歴史を生んでいます。
杖を持たねば、白衣を着ねば、というお遍路スタイルも誰かが作ったんでしょうね。

わたし達は、オシャレなお遍路がいいな、体力がつく、ヘルシーなお遍路がいいな、って思っています。