身体を守り回復させる免疫の力①

免疫という言葉を、皆さん聞いた事があると思います。

免疫というのは、生まれもった身体の抵抗力です。
毎日、細菌やウイルスが身体に入ってきます。
その細菌やウイルスを貪食し、活動を止め、排泄させる。
これが免疫の力です。

免疫は、脳が指令を出して行われることではありません。
免疫細胞たちが協力しながら、自分たちの生命を賭して働き、排除しています。

これを考えると切なくなりますが、次元のちがう世界での出来事(体内のミクロの世界)なので、あまり引っかからないようにしています。

免疫細胞の活動は、常に全力です。
だから過剰に反応してしまいます。

花粉症などは、この免疫の反作用です。
花粉を異物と反応し、やっつけようと頑張るのですが、正常な細胞も攻撃してしまい、炎症をおこします。

顆粒球が増殖し、活性酸素を撒き散らしながら組織にダメージを与えますが、免疫細胞達が思っているような敵では無かったんです。
間違えてしまった免疫細胞達は、間違えを理解するどころか、花粉を異物と記憶してしまいます。

賢くて、ちょっととぼけている免疫細胞。
人間と良く似ています。

花粉症くらいなら、ちょっとしたストレスなのでいいのですが、自己免疫疾患のほとんどは同じメカニズムで起こっています。
この病気(花粉症も含め)達は、今の対症療法の薬では、治らないどころか長引いてしまいます。

体質改善がいります。
思い込みで出来た病気です。
この思い込みを取り去る治療がいります。
繰り返し教えるのが、正しい治療方法でしょう。