幹と枝葉(病気の本質を見る)⑦

病気の本質を見るといっても、当然ですが、自分の病気の本質しか見ることはできません。
じゃあ、医師や看護師はわからないのか?と問われると、わからないものです。

時々、医師や看護師のアドバイスが素晴らしく、病気が良くなります。
ただ、基本的にはその人自身の力が良くしたという事で、ほぼ間違いありません。

あと、生活の質を家族が握っている場合、その家族の良し悪しに影響されます。

家族の生活を全部支えている、一家の主人の場合は、奥様の出来の良さが、その人を支え、良くさせます。

奥様でも、家で自分のペースだけで生きてきていた人は、出来が悪く、自分の事を棚上げし、その人の病気の根幹の部分にかかるストレスを平気で増幅させます。
そんなときは一生懸命なだけに、始末が悪く、人の意見を聞き入れる能力をもちません。

「次の間で毒が薬を煎じる」状態がおきます。
一生懸命世話をするほど、ご主人が悪くなるのです。

誰も意味がわかりません。
しかし、それは命を縮め初めて、病気の本人が自覚する。
一緒に世話をした時に、初めて垣間見るのです。

出来の悪い奥様は、亡くなってしまっても自分の責任のようには考えず、何年かして、自分が同じ目にあって、初めて自覚するようです。
そのときには、時すでに遅し。
私は残念でしかありません。