いろいろな患者様②認知症

20120811

在宅で過ごしている方の中では、介護保険を使いながら、入退院を繰り返しされ、月のうち、二週間だけ訪問看護を使っている人もいます。90歳近くなられ、娘さん以外には心を許しません。

娘さんが仕事の時、伺って、血糖と血圧を測定し、同時に入っているヘルパーさんに報告します。
ご本人は看護師の顔をみると、思いっきり、「ふん!」と音を出して、抵抗をされます。血圧測定中、暴れたりもします。

血糖は専用の測定用のはりで、指の先から、血を出して、測定するのですが、血を出した瞬間、暴れて、血があちこちについたりします。最初はどうして良いかわかりませんでしたが、最近は何をするにも、お願いをしています。お願いをして、手を出してくれたら、ありがとう、を繰り返しています。
にらんでいるので、優しくしてほしいともお願いするようにしてます。

サヨナラの握手もしてくださるようになり、まずまずに接してくださっているので、満足しています。
多くを望まず、今の状況を維持する、それがご本人にとって、家族にとって、私達にとって大切です。