りゅうじん訪問看護ステーションでは、一般的な訪問看護・リパビリテーションのほか、弊社オリジナルの「りゅうじんマッサージ ® 」を通して、利用者さまとのコミュニケーションをはかり、より信頼関係のある訪問看護を心がけています。
-
- 心臓病の方のケア
-
心臓は体の中心的な役割を果たす臓器です。
昼夜問わず拍動を繰り返しています。
運動や食事、排泄時、さらに働きます。働いていることを外から評価するために心拍や脈拍を測ります。各自脈拍の回数や拍動の仕方が違います。
心臓病になると、心臓を第1に考えないといけないため、行動を制限せざるを得ません。りゅうじん訪問看護ステーションでは、心臓リハビリを行っています。普段の心臓の動きと運動や精神的負担が起こったときの心臓の負担とを確認しながら、NS・PT・OTがリハビリを進めていきます。
-
- 肝臓病の方のケア
-
肝臓は体を作るために、老廃物を排出するために欠かせない臓器です。
アルコールを飲み過ぎると肝臓が悪くなるというのは、食事と共にアルコールは肝臓の機能によって消化されていくものだからです。
肝臓に良い食事や生活習慣の見直しをりゅうじん訪問看護ステーションでは、利用者さんが肝臓をいたわれるような生活を支援していきます。例えば、食事指導、ドクターに相談して内服薬を減らす(内服薬を解毒するために肝臓はすごく働きます)
-
-
- 足腰強化運動
-
- 椅子を使うスクワット
- 椅子に座ったまま膝を伸ばす
- 靴下を脱ぐ(靴下を脱ぐだけでも運動になる)
- 足の指のストレッチ
- 足の指の運動
- 下肢のストレッチ
- 肩関節運動
- 首のストレッチ
- 二の腕のストレッチ
などを行います。
-
- 肩関節周囲炎(五十肩)のリハビリ
-
肩関節に炎症があるときは安静、炎症がおさまればリハビリを開始します。肩関節のリンパを流し、ストレッチ、関節可動域訓練を進めていきます。
ご自分でもできるようにメニューをお教えします。
-
- 股関節・膝や癌などの術後のリハビリ
-
手術をするとリンパがつまりやすくなります。
乳がん、リンパ覚醒、股関節の周囲、腰部の周囲、膝関節など、術式や症状に合わせて、最初はやさしく、慣れてくればしっかりリンパを流し、リハビリさせていただきます。
-
- 外反母趾・膝関節症・腰痛の予防
-
歩き方の改善、運動メニュー作り、運動を身体に覚えさせる運動療法を繰り返し行うことで関節の不調を起こしにくくします。左右のゆがみが年齢とともに増強していく方が多く、ゆがみが起こらない生活の指導をしていきます。
骨の位置を正しい位置に治すことが目標ですが、整体等で急激にゆがみを改善しても元の位置に戻りやすいです。
リンパを流し、生活を改善し、徐々に骨の位置を戻すことが一番の外反母趾・膝関節症・腰痛の予防になります。
-
- 退院時の準備
-
ご自宅に帰る時に、必要物品やマンパワー(ケアマネ、ヘルパー、医師)をそろえ調整します。
病院に伺い、ソーシャルワーカー(MSW)や看護師と連携し、スムーズにご自宅や施設へ帰れるようお手伝いをします。
-
- リハビリテーション
-
リハビリテーション=専門スタッフによる機能回復訓練ととらえることが多いです。リハビリテーションには広い意味があります。re(再び戻す)habilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。
当社のリハビリテーションは、リンパを流す、関節可動域訓練、ストレッチをNS・PT・OTが施術すること、そして歩行訓練、立ち上がり訓練、椅子を使ったスクワットや動作訓練、神経再教育、呼吸訓練、嚥下訓練、認知行動療法などさまざまなものがあります。
その方の病状や症状に合わせて、利用者さん、家族さん、ケアマネジャー、医師との連携をしながら回復へと導きます。
-
- ストーマケア
-
ストーマというのは、人工肛門や人口膀胱の種類があります。手術によってお腹に新しく作られた便や尿の出口のことをいいます。特殊な機械を使い管理するのではなく、自分の腸や尿管を直接お腹の外に出して、便や尿の新しい排泄の管理になります。
尿や便を管理していくのは、精神的にも負担が大きいものです。病院のナースやドクターと連携をし、生活をより良いものにしていくお手伝いをします。
手術を受けて退院するということになると、想像できること以外のことが起こったり、自分自身のストーマケアに自信が持てなかったりします。血流改善のりゅうじんマッサージをさせてもらいながら、さまざまな不安や不調を取り除いていけるような看護をします。
-
- 褥瘡(じょくそう)のケア
-
褥瘡は床ずれと言われています。長期にわたり同じ姿勢で寝たきり等になった場合、体の支持面との接触局所で血流が不全となって、周囲の組織に壊死を起こすものをいいます。
褥瘡は血流不全によりできるやっかいなケガのようなものです。もともと血液循環が悪いため、できてしまうと治りにくいです。しかし、ケガなので治ります。適切な処置、血液循環の改善、栄養の見直しのほか、医療機関と連携をはかりながら良い方向へ導けるようお手伝いします。
-
- 精神的療法
-
精神的な病の中には、精神病と、精神病との境界線と、一般的な精神不調があります。
精神病というのは、特別なものではなく、一般人ともかけ離れていません。
殺人事件等を起こし、精神鑑定により罪を免れた事例は過去にありましたが、精神病だから人に迷惑をかけるのではないと思います。
精神病になると、病気によりますが、実際に起こっていないことが実際に起こっているように感じたり、いない人がいるように感じたり、そう思い込んだりすることもあります。自分の心の奥底を吐き出す精神療法等も行っています。
-
- バルンカテーテル等の管理
-
バルンカテーテルを留置に至るのは、尿をためることができない蓄尿障害と、うまく尿を出せない尿排出障害に分けられます。
蓄尿障害は、尿を溜めておくことができない障害です。尿排出障害は、排尿筋の衰えや、前立腺肥大症、子宮脱などの影響で排尿に関する神経が働かなくなったり、使っている薬の影響によるものもあります。バルンカテーテルについては、一時的に必要な場合と長期的に必要な場合があります。
そのことを踏まえて総合的に管理を行っていきます。また、利用者さんや家族さんに随時説明をしていきます。
-
- 認知症の療法
-
認知症になると、様々なことを忘れたり、掃除や片付けができなかったり、攻撃的になって人を批判したり、どこかに行ってしまい警察に保護されたり、いろんな症状がありますが、ご本人も苦しんでおられることが多いです。老化によるものや、不安からくるものもありますが、安心して過ごせる場所を周囲が作っていくことで改善されることが多くあります。認知症でなくても、脳が老化すると昔のことは覚えていて、最近覚えたことは忘れていくは普通に起こることです。
病気の進行具合や、これまでの生活歴からご本人が快く感じるポイントを探りながら関わることで、症状が改善されることを目指します。新しいことを覚えたり前向きに生活していくだけでも改善が見込めることがあります。
ご家族には、認知症の方への関わり方を知っていただき、不安が解消されるよう支援します。
-
- 小児ケア
-
当ステーションには、小児看護を経験しているナースが多数在籍しています。お母さんやお父さんに寄り添い、子供さんとの安定した生活を作っていけるようお手伝いしています。気管カニューレや胃ろうや点滴を受けながら生活している子供さんも在宅におられます。
-
- 注射、点滴の援助
-
定期的に脱水や肺炎をおこす方は、あらかじめ指示がでている場合もありますが、必要な方には、医師の指示を受けて施術いたします。
-
- 中心静脈栄養(TPN)・胃ろう・腸ろう
-
中心静脈栄養は口から栄養を摂取できない場合に心臓に近い血管(中心静脈)にカテーテルを挿入し、高濃度の栄養輸液を投与する方法です。
胃ろうは手術によってお腹に小さな穴を開け、そこから胃に直接栄養を注入する医療処置です。
腸ろうはお腹に小さい穴を開けて小腸までカテーテルを通し、そこから栄養を直接注入する医療処置です。
状態観察も合わせて行い、退院される前にご自宅に帰った後の相談などをさせていただきます。
-
- 清潔・入浴
-
看護には、身体の清潔がその人を人間らしく生きていける大事な要素であると説かれています。入浴のできる状況や入浴のできる体力のある方は、お湯につかることで全身の血流を促し、消化能力をはじめ身体の能力が向上し、また免疫力も向上します。
入浴以外に清潔を保つ方法として、清拭、部分浴、洗髪、爪切り、口腔ケア、陰部洗浄など、さまざまな方法があります。
-
- 栄養管理
-
栄養管理は、健康の維持、増進、病気の予防や治療のために食事の内容や栄養バランスを調整し、適切に管理することです。
栄養不良になると、体重減少、筋力低下、疲労感、免疫力の低下、骨が弱くなる、貧血、めまい、消化不良など多岐にわたります。皮膚のトラブルや集中力、記憶力の低下、感染症にかかりやすくなる。精神症状としては、鬱やイライラが現れることがあります。
-
- 精神疾患、難病、障害の看護
-
ご自宅で長期にわたり、治療のお手伝いをします。訪問ケアは、訪問看護師がご自宅に伺い、ごく短時間でお話ができます。だから無理なく、続けていただけます。悪化の要因を症状がおちついているうちに、ご本人やご家族と相談し悪化せずご自宅でお過ごしいただくようお手伝いします。
-
- 肺炎予防
-
誤えん性肺炎をおこしやすい方、食事がムセやすい、胃ろうをしている、また脳梗塞などを患い、話ができない、あまり話をしないという方は、日頃の生活から肺炎を予防していきます。口のまわり、耳のまわり、顎のリンパをしっかり流し、言語訓練もします。ムセをおこした時の対処方法と誤えんをおこした場合の改善をご指導いたします。時々、食事(特に胃ろう)を中止した方がいい場合がありますが、それも状態をみながらお伝えします。
-
- 言語訓練
-
高次脳機能障害や廃用性症候群難病の方々に言語訓練もおこなっています。一度、脳の一部を損傷してしまうと、再還流を促す必要があります。ただ、生活上ではむずかしいことは効果を表しにくいので、音楽療法やほめ療法でリラックスしてもらい、スタッフと一緒に言葉を出す訓練をしてもらいます。口、耳、顎のまわりのリンパを、鎖骨周囲のリンパの出口に向かってしっかり流します。(続けることで自然に言葉が出やすくなります)
-
- ターミナルケア
-
人間の“死”というものは誰にでも訪れますが、未知の世界だけに不安が多いものです。ご自宅で最期を迎えるという目標で医師と連携をはかり支えていきます。心穏やかに最期を迎えていただければ、場所がどこでも皆さん満足されます。